水引の結び方は大きく分けて2つ
今、日本人の女性の間で水引は密かなブームです。
きっかけは美しい水引で作るアクセサリー。ハンドメイド販売サイトでも沢山の作品がUPされています。
特にピアスやネックレスなどが人気で、沢山の本も出版されています。
水引の種類や素材は?
例えば、
◎光沢があり 加工がしやすい特高。
◎金粉や銀粉模様で光沢のある砂子。
◎細い金や銀のうずまき状をした羽衣。
◎まるで波が光で輝いている様なさざなみ。
◎ ソフトな肌触りで光沢が美しい絹巻(絹水引)
組み合わせる色や素材により、作品の表情が変わるので、不器用な方でもきれいな作品に仕上がり、達成感を味わう事が出来ます。
そもそも水引は、中国王朝の使者からの贈答品に赤と白の縄が縛り付けられていたことに由来しています。
贈答品には赤と白の縄を使用するものと解釈した日本側は、それ以来、贈答品に使用する様になります。
その習慣が庶民にも広がり、結び方や色に意味を持たせる様になったと考えられています。水引とは、和紙を「こより」にしたものを水糊で引いて固め、縮みを防ぐための加工したもので、それがそのまま語源となったと言われています。
蝶結びと結び切り
水引の結び方は大きく分けて、2つ。
①「何度あっても嬉しい喜び事」慶事、出産やお祝いごとの際に使われる「蝶結び」
②「繰り返したくない」弔事関係、法事やお見舞いの際に適して「結び切り」
お祝い事には紅白、金銀、香典等の仏事には黒白が用いられます。
また水引きの本数にも実は、決まりがあり、偶数は割り「切れる」ことから縁起がよくない。とされ、慶事には二つに割れない奇数を使用します。
基本的な本数は5本で、簡易化する場合は3本に。
丁寧にする場合は7本使用。9本は「苦」を連想させることから使用しないなど
縁起担ぎや送り主の方への心遣いが何とも日本人らしいですね。
手ぬぐいケーキ教室では、水引結びに挑戦して頂いています。
皆さん真剣!!
水引の色次第で、かわいらしいデザインや大人っぽいシンプルなデザインなど
表情が変わるので、何個作っても飽きる事が無い様です。
教室終了後には、自宅でも練習したいのでと、水引の購入先についてよくご質問を頂きます。
残念ながら100円ショップ物は結びにくいので、大手手芸メーカーやネットでのご購入をお勧めしています。
外国人の方が、手ぬぐいケーキ制作を通じて日本の文化に触れ感動して下る時が1番嬉しいです。