夏の外国人おもてなし
7月7日は七夕まつり
七夕まつりは、もともと中国の伝説で、天の川に隔てられて織姫と彦星の物語。
短冊に願い事を書き、笹に飾る風習は、日本の夏の風物詩。
仙台の七夕祭りや平塚の七夕祭りには、毎十数万人の人が訪れ、日本全国各所毎年盛大に行われています。
私は、涼を求め、夕方から平塚の七夕祭りに行くことが多いのですが、夜風に揺られ、舞う笹の音色や色取り取りの七夕飾りは、日本の夏を体感させてくれるので、心地よくて大好きです。
曜日によっては、ものすごい人出で、圧倒されることもありますが、それも七夕祭りの1つの風物詩と捉え楽しむ様にしています。
芸事の上達を願う日本人の心
平塚の七夕会場には、何か所か短冊を書くコーナーが設けられています。
七夕願いごと短冊販売所
www.tanabata-hiratsuka.com/2014/65negaigoto/
このコーナーでは、100円で短冊が販売されていて、願い事を書いた短冊は平塚八幡宮に奉納されています。
でもそもそもなぜ、願い事を書くと言う文化が生まれたのでしょう?
今では、当たり前の様に願い書き、笹に飾っている短冊。沢山の色紙があるので、どの色紙に書こうかしら?と、悩むのも楽しいものです。
もともと、短冊は、織姫に由来しています。はた織りが上達するようにと祈る風習から、裁縫や機織りだけでなく、その他の上達を願う様になったのです。書や芸事などの上達も願われるようになり、その後、多種多様なお願いごとを短冊に書く形に進化していったのです。
折り紙でおもてなし
日本人なら、幼いころに折り紙を使い、短冊や提灯、巾着や鶴など作った方が多いのではないでしょうか?鶴は少し難しいですが、提灯などは簡単に作れますね。
私は、簡単で美しい切り紙が好きです。
切り紙は、折って、切って開くだけ、子供から大人まで、誰でもきれいな作品作りができます。
折り紙を三角に折ったり、四角に折ったり、ハサミでの切込み位置を変えるだけで、そのデザインは無限大です。
私は、千代紙柄の折り紙を1/4にカットし、切り紙を作り、外国人の友人へのメッセージカードに貼っています。
ウエルカムカードやお食事の時の箸を置きなどに用意すれば、日本の粋なおもてなしになります。
そんな簡単にできる切り紙などを笹の葉に飾り、外国人観光客の方と夏の夜空に思いを馳せてはいかがでしょう。簡単でも小さくても、日本文化に触れて頂く貴重な時間になるのではないでしょうか?
近年の七夕祭りでは、その年の世相を表現したものやトレンドを意識した大掛かりなデザインや仕掛けが多く、面白いです。
今年はどんな世相を反映した作品に出会えるのか?今からワクワクしています。
沢山の訪日外国人の方に日本全国各所の七夕祭りをぜひ、楽んでいただきたい。日本の夏を体感して頂きたいなと思います。